こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

今回は「部下との関係についてより気楽に考えられる」ようになるコツをお伝えします。

一緒に仕事をしていると、部下に「このことを伝えたほうかいいかな」と思うことが度々あります。

例えば、身だしなみを整えてほしい、
報告は催促される前にしてほしい、
相談をもっと早めにしてほしい、
書類の未記入がないように丁寧に仕上げてほしい、
お客さまに対してちゃんと敬語を使ってほしい、
チームの士気が下がるような言葉を使わないでほしい、
情報をきちんと共有してほしい、
決められた時間を守ってほしい、

など。

もしもあなたが上司であるなら、あなたの仕事はこれらをきちんと本人に伝えることです。

周りの人たちも、あなたがそうすることを期待しています。

でも、どのように伝えらいいかと悩んでいる方も多くいます。

どこを悩むのかと聞いてみると、こう返ってきます。

傷つけたくない、
機嫌を損ねたくない、
お互いの関係が悪くならないにようにしたい、
モチベーションを下げたくない

・・・。

相手の立場にたって考えることは大切です。

しかし、この場合「何」があなたをここまで悩ませているのでしょうか。

おそらく「部下から嫌われたくない、よく思われたい」という気持ちがそこにあるのではないでしょうか。

そう思うあまりに、どのように伝えらよいかと悩みすぎていませんか?

その思いは誰にでもあります。
私たちは今いる場で、周囲とのつながりを実感しながら生きたいという欲求があます。

相手から「嫌われる」とは「自分の存在が拒絶され、つながりが切れた」ことを意味しますから、そうなると孤独感を強く覚えます。
心はざわつき、落ち着いて仕事をするのが困難な状態になります。

それがわかっているからこそ、私たちはその思いを手放すことができません。

しかし、「嫌われたくない、よく思われたい」いう思いがあまりに強すぎると、それが手に入らなかったらどうしようと不安や怖れが大きく膨らみます。

まだ何も起きていないにも関わらず。
不安や怖れを感じれば感じるほど、決断や行動は停滞します。
結果として、伝え方を必要以上に迷ったり、結局言えなかったりということが起きます。

だからこそ、あなたが上司として部下と向き合うならば、「嫌われたくない、よく思われたい」、その気持ちをときに手放すことが大切です。

そもそも他人の心を思うようにコントロールするなど、本人以外、誰もできません。

部下があなたをどう思おうが、好きになろうが、嫌いになろうが、それは部下の自由なのです。

そういう自由を与えてくれる人に、人は心を開きます。
あなたがそうであれば、結果として部下はあなたを信頼し、好意を持つようになるでしょう。

さらにいいことが起きます。

その考えを手放せるようになると、部下からどう思われているか気にしすぎることがなくなります。

そうなれば、本来、あなたがやるべきことにエネルギーを費やせるようになります。
ビジョンの実現や目標の達成に向けて、今すべきことに集中できるようになります。

とはいえ、いつも、常に、手放す必要はありません。

ときに手放せるようになればいいのです。ときに。

人は自分に好意を寄せる人に好意を持つと言われています。

部下からよく思われるのを待つのではなく、あなたのほうから部下に好意をもつようにしてください。

こうして心の状態が整えられれば、内容がなんであれ、あなたは率直に正直に、必要なことを部下に伝えられるようになるでしょう。

もし部下が落ちこんだり、傷ついたとしても、深刻に考えすぎないでください。

この機会は、部下にとって、自分がよりよくなるための必要な情報を知る貴重な経験なのですから。

そして嫌われるかもしれないというリスクを冒してまで、あなたが自分のためにあえて言ってくれたことに部下は心が動き、自ら行動を変えようと本気で思うことでしょう。

どうしても失いたくないものを、ときに手放す。
そうすると、結果として欲しいものが手に入る。

真逆のことが事実して起きるのです。