こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

数年前、東北自動車道を使って帰省した時のことです。

かなりの渋滞が予想されましたので、オーディオブックを利用しようと『もし高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を聞いてみました。

実際に聞いてみると、はっとする言葉がいくつもあり、中でも主人公の次の言葉が心に刺さりました。

一日24時間、どうやったら人を生かすことができるのか、そのことばかりを考えていた。

「一日24時間、そのことばかりを考える」ですって!

人のパフォーマンスを高めるコーチの仕事をしている私ですが、恥ずかしながらここまで考えたことはありません。

改めて本を読み直すと、該当箇所には続けてこうありました。

人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。
人は弱い。悲しいほどに弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。

人とは、費用であり、脅威である。

しかし人は、これらのことゆえに雇われるのではない。
人が雇われるのは、強みのゆえであり能力のゆえである。

組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。

ややもすると人というのは、自分と価値観があう人や親しい友人以外は、何かと面倒で、わずらわしい存在と感じ、遠ざけてしまうところがあります。

「この人はもっとこんな考え方をすればいいのに。だから上手くいかないんだ」

などのように、人の「強み」よりも「改善点」に意識が向きがちです。

そのうちに「わたしのほうが正しい」という「正論」の被せあいが起きてきます。

多様な価値観が錯綜する組織であればあるほどに。

しかし本にあるように、「人は最大の資産である」という前提から見れば、もしかしたらそれまでの景色とは異なる何かが見えてくるかもしれません。

そこで、次回以降「人の強みを生かす」ことについて、探求していこうと思います。

強みの見つけ方、生かし方、ほんとうに強みを生かすことが生産性アップにつながるのか云々・・・。

読んでくださるあなたにとって、自分の強みを再発見し、人を束ねていく時の何かしら自信につながるものが得られる機会になれば嬉しく思います。

どうぞお楽しみに。