人の話を聞くことの大切さなんて、今さらのことで、わかっていますよね?
研修でも、
「聞き上手になりましょう。聞くというのは、“聞く”ではなく、“聴く”なんですよ」
なんていうのははよく耳にするものです。

既にこちらのブログでも書いたとおりですが、私は、当時働いていた会社の部下から、「もっと私たちの話を聞いてほしい」とフィードバックされる有様でした。
相当ショックでしたが、はたと思ったのです。
私は、本当に人に話を聞けない人なのだろうか? と。
というのは、友人からも、お客様からも、講師仲間からも、義理の母からも「聞き上手よね」と言われていました。
であれば、どうして相手が社員になると聞けなくなるのだろう?
当時受講していたコーチングプログラムのテキストに答えめいたいものを見つけました。

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人は一分間に100~175単語を話しますが、人間が一分間に聞くことができる単語数は600~800と言われています。
つまり、人が話しているのを聞いて、その情報を処理するのに要する時間は、話すスピードよりはるかに速い。
そのため、頭のほんの一部分だけを聞くことに集中するだけで、一応聞きとることができてしまう。
その結果、人の話を聞きながら、すぐにほかのことに気を取られてしまうのです。
ゆえに、人の話を聞くにはトレーニングが必要なのです。

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なるほど。確かに。
思い当たることがいくつもありました。
部下が話している最中、
「言いたいことは、これこれこれなんでしょう」と決めつけて会話を途中で中断させてしまったことがありました・・・。
部下が全部話し終わるまでちゃんと時間をとっているかといえば、そうしていませんでした・・・。
途中で口をはさんだり、部下が言おうとしていることを先走って口にしたり、いきなり結論に飛びついたり。
「この部下はこういうタイプだから」って評価しなから聞いていることも・・・。

思い出すそばから、冷や汗しきりです。
とはいえ、やはり疑問は最初に戻ります。

どうして部下の話は聞けないのだろう?と。

自問自答を繰り返すうち、ほどなくひとつの答に辿り着きました。
その答えこそ、話が聞けなくなる人に対しての根本的な理由だと思いました。
それは・・・、(後編に続きます)

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