【プロローグ】大学4年生時代
中央大学文学部史科国史学専攻、サークルは史蹟研究会、卒論は「幕藩体制展開過程に占める田沼政権の意義」、加えて無類の国宝好き。そんな『いっぷう変わり者』オーラ全開の私が就職活動で目指したのは、180度畑違いの銀行でした。具体的には地元の足利銀行です。
【エピソード1】銀行員 本店営業部時代(前編)
入行して数日後に行われた新入行員導入研修は相当インパクトがありました。 大げさかもしれませんが、あの研修があったからこそ、現場でどんなに辛いことがあってももう少しがんばろう、どうしても耐えられなくなったら研修センターのスタッフに相談しよう、そう思えるほどのものでした。
【エピソード2】銀行員 本店営業部時代(後編)
仕事ができる先輩たちに訊ねたことがあります。 「将来、この銀行でどうなりたいんですか?」と。 驚いたことに口々に返ってきたのは「早く辞めたい」でした。
【エピソード3】人事部研修グループ時代
「おー、よく来たな」初出勤の朝、人事部研修グループ次長のKさんの第一声。 研修でお世話になった代理や先輩と並んで机に座るのは、不思議な感じでした。
【エピソード4】印刷会社現場奮闘時代
退職後、地方銀行協会主催のインストラクター養成講座でご一緒した先生から連絡をいただきました。 起業するので一緒にやらないか、とのお誘いだったのです。 是が非でも一緒にやりたかった! でも、でも・・・! 丁寧にお断りしました。
【エピローグ】そして今、これから
職場のチームワークは随分と良くなったものの、経営は非常に厳しいものでした。 一方私は、人材育成の仕事がしたいという夢をあきらめきれず、中途半端なもんもんとした毎日を送っていました。