研修アンケートをいただいた。
参加者30名近く。
お一人がこのような感想を書かれた。

 相槌の「ほぉ」「なるほど」が、
 少しわざとらしく感じました。
 傾聴者を意識してのことと思いますが。

ああ、そう見えるのか、と納得。
確かに私はそういう聞き方をしている。
自分でもわかっている。
わざとではなく、
感じ入った時に「ほぉ」「なるほど」は自然にでるのだが、
確かに客観的に見れば、
違和感を感じるかもしれないな、と思った。

よし!
今日から意識して「ほぉ」「なるほど」は封印だ。
しかしなあ。
ほんとうに心底思った。
ああ、残念。
いただいたフィードバックを活かして、
こんなふうに改善しましたよ、というのを、
その方が知ることはもうない。
何せ、研修はその場限りの出会いだ。
私が非常に著名になって、
テレビなどに出れば別だが。

ということは?
職場の話に戻るが、
上司の立場にある人は、
積極的にフィードバックを部下やメンバーにもらったほうがいい。
「自分がとっているコミュニケーションで気になるところはない?」
「チームで生産性をあげていくうえで、改善したほうがいいところはない?」
などのように。
そして、もらったフィードバックを活かして行動を変えてみる。
「あなたのフィードバックを活かして、
 こんなふうに改善していますよ」
そんな姿勢を日々部下に見せてあげる。
部下やメンバーからすれば、
自分が伝えたフィードバックをそのように活かしてくれる上司を見て、
今まで以上に信頼感を感じることだろう。
そして、今度は自分が上司やリーダーのリクエストを聞いてみよう、
とまで思うようになっていくだろう。

残念ながら、私はそれができない。
研修アンケートでフィードバックをもらって、
それで終わりだ。
「言いずらいことを教えてくれて、ありがとう」
とさえ伝えられない。
なんとさみしいことか。

フィードバックを楽しんで活かす。
そんなことを今年は軽やかに取り入れてみたら、いかが?

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