自分の体験を通して、
相手に伝えたいことを伝える。
これは、私が大切にしていることだ。
体験というのは、その人の中では紛れもない事実。
オンリーワンの物語だ。
どこかで聞いたことがあるような、
一般論じゃない。
だから説得力がある。
聞いていて納得もする。
そう20代の頃から思っていた。
数年前に「ストーリーテリング」という手法があることを知って、
なるほど、と実感した。

ストーリーテリングとは?
 
どんなに有効なメッセージでも、
その伝え方次第で、相手への浸透力に雲泥の差が出てしまう。
ストーリーテリングとは、
相手に理解してもらいたいコンセプトや思いを
それらを喚起させる「物語」を通して伝える手法だ。
ここで使う物語は、
通常、語り手の身近な体験や出来事をベースにつくる。

なぜ、ストーリーテリングが機能するのだろうか?

理由は、聞き手にとって「感情移入」を喚起する物語は、
聞き手自身が、その物語を体験している状況を作り出しやすいことと、
感情移入された物語は、
脳に強くインプットされる。
私たちの脳は、
強い感情移入を喚起された物語は、
優先的に記憶して忘れない、という仕組みになっているそう。
特にポジティブな感情を喚起した物語の場合、
自分もあの物語と同じ体験をしたい、という動機付けになり、
行動が促進される可能性が高くなる。

ふうむ!
この効果たるもの、先日の研修でつくづく実感した。
研修受講者は新人含めて若手社員。
そこで私が体験したのは・・・。
長くなったので、続きは次回にて。
研修で何をどのように話したら、
受講者からどのような感想が目立ったのか。
それをお伝えしようと思う。

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