どうしたら、人は動くのか?
  人は論理だけでは動かない。
  人が動くのは、感情に触れた時。
  人の感情を動かす力を様々なシーンで活かすのが、
  「体験を話す」というスキル。(物語力)

私が担当する研修で、
自己紹介をするシーンを取り上げながら、
どのように「体験を話し」ているのか、
スクリプトを紹介した。

研修参加者は、私の話を聞きながら、
自分の様々な感情、なんとかして相手から信頼を得たいという思い、
相手から応援された時の嬉しい気持ち、
あるいは、初めはなかなか上手くいかなくても、
あきらめずに継続していくことによって、
自分がこうありたいというリーダーになれるという期待感などとともに、
「猪俣さん」という私の物語を自分の物語として
受け止められたことと思う。

人の脳は、強い感情移入した物語は、
優先的に記憶して忘れない、という仕組みがあるそうだ。
特に、ポジティブな感情移入した物語の場合、
自分もあの物語と同じ体験をしたい、という動機付けになり、
行動が促される可能性が高くなる。

聞き手の感情を動かそう!

あなたの「体験」を、相手は知りたがっている。
他の誰かの話でもなく、
一般論でもなく、
よくきく事例でもなく、
聞きたいのは、あなたの「体験」。

さあ、誰に、どんな場面で、何の体験を、
どのように話そうか?

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