「勉強は好きじゃなくても、人は『自分が成長する』のは好きなんですよ」
坪田信貴さん(あの“ビリギャル”の著書の)の講演で、
この言葉を聞いたときに、心の底からはっとした。
そういうシンプルで最も大切なことを、
忘れていたんじゃないかと思った。
ほったらかしにしていたことにも気づいた。
原点なのだ、それは。
だから坪田さんが言われた、
「相手の価値観を聞いて、
一番テンションが高くなるところを探します」
というのも至極尤も、と納得する。
坪田塾でのこんなエピソードも紹介された。
ある生徒が尊敬している人はタイガー・ウッズ。
それを知った坪田さんは、
タイガー・ウッズをめちゃめちゃ調べるそうだ。
その生徒は飽きっぽいところがあり、
勉強していても気が散って長続きしない傾向がある。
そんな時に坪田さんは、
彼が尊敬しているタイガー・ウッズを例えにだしながら、
指導するそうだ。
「ゴルフの○○○○○の場面を覚えている?
あの時のタイガーウッズは、すごかったよね。
奇跡的なショットだったよね。
あのとき、彼はどんなふうに集中したんだろう?」
そうやって、一人ひとりのモチベーションを、
生徒の話から見つけ出し、指導に活かす。
「とにかくわくわくする目標設定をすること。
そうなれば、もう努力じゃなくなるんです」
そして、続けて言う。
「自分のよいところを毎日磨く。
一日1%成長すると、一年でどれくらいになると思いますか?
一年で37.78倍ですよ」
それを聞いた時の驚きたるや・・・。
たったの1%。
昨日より今日それだけ成長するだけで、
365日先にはそれくらいにもなるとは。
人は自分が成長するのが好き。
相手が今日1%成長できるよう、
研修では受講者に、
コーチングではクライアントと向き合っていこう。
そう気持ちが引き締まった。
実際に、そういう意識をもって相手と関わると、
やはりこちらが思っていることを察して行動するからからだろうか、
相手の行動の量と質に変化が起きているのを実感している。
坪田信貴さん。
私のモデルの一人だ。
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