帝国データバンクが発行している情報誌『帝国ニュース』に、
連載させていただいている。
タイトルは「コーチング解体新書」。
経営者層の読者の方たちが、
部下を育てるうえでヒントになるものを
コーチング的な視点から書いている。
2007年11月29日からスタートし、
今月で96回になる。

あと四回で100回。
5月の予定だ。
よくぞ続いた、という気持ちもあるが、
それよりもすごいのは、
帝国データバンクさんのほうだ。
よくぞ、私が書いた拙い文章を掲載し続けてくださった。
本当にありがたいことだ。

大切にひとつ、ひとつ積み重ねてきた。
しかし、100回を節目に終わりにしたいことを、
今日、原稿を送る際に伝えた。
「卒業」という言葉を使って。
100回を超えても、続けようと思えば続けられる。
また、ひとつ、ひとつ、と意欲はある。
しかし、あえて「終わり」にすることにした。
せっかく続いているものを、自らやめるというのは、
もったいない、手放したくない、
「しがみつく」ような気持さえ、起きてくる。

だからこそ、「終わり」にする。

かっこくよく言えば、
手放す勇気、というところだろうか。

2007年は起業して一年たった頃。
自分がどれだけの仕事ができるのか不安だったし、
まだまだ未熟だった、あの頃。
「コーチング解体新書」を書くことで、
自身のコーチングの知識が整理できたし、
体験から成果を確認することもできたし、
書くためのtopicを探そうと、
日常生活を見つめる視点も磨かれたと思う。

そうなのだ。
「コーチング解体新書」という存在があったからこそ、
私はコーチとして成長できたのだ。

しかし、その存在を手放す。
それは、環境の新陳代謝と同様。
古いものを新しいものに入れ替える。
手放した先に、「コーチング解体新書」に代わる、
新しい出会いがきっとあるだろう。

先方の担当者が承諾してもらえれば、
原稿はあと四回。
さて、どんなテーマで書こうか。
何を題材にしようか。
最終回に向けて、構想が広がる。

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