朝の連続テレビ小説『あさが来た』を毎日観ている。
その時に観られない時は、録画を必ずセットする。
何がいい? とよく聞かれる。
なんといっても、脚本がよい。
登場人物のセリフが、本当に生きている。
心に響く。

特に印象に残っているもの?
シーンは、炭鉱の場面。
あさの言うことをまったく聞かず、
抵抗するばかりの炭鉱夫たち。
どうしたら、彼らたちが言うことを聞いて、
ちゃんと働いてくれるのか。
「大勢の人を動かすには、
 もっと自分が強くなければならない」
そう決意する、あさ。
対して、夫の新次郎が話す。

   相手を負かしてやろうと武器を持てば
   相手も負けまいともっと強い武器を持とうとする。
   そうすると、こっちはもっともっと強い武器をと。
   そんなことをするのは太古の昔から男のすることだ。
   あさはそんな力ずくの男のマネなんてしなくていい。
   あさなりのやり方があるのではないか。
   力ずくで物事を解決することがすべてではない。
   他にも大切なことはあるはず。
   あさの武器は、固いものではなく、
   この頬っぺたの大福もちのような、柔らかさ。
   あんたの柔らかいところにふれるたびに、
   敵わない、と思う。

きれいごとだろうか?
私は「これって真実だな」としみじみ思う。
リーダーやマネジャーや上司にふさわしい自分になりたいと思うあまりに、
強くなりたいと思うあまりに、
知識武装、理論武装に走っている人がなんと多いことか。
知識や理論も、もちろん大切だ。
しかし、身に着けたうえで、
柔らかくしなかやに立ち居振る舞う。
相手を打ち負かそうなんてしない。
力で言うことを聞かせよう、なんてしない。

本当の強さとは、柔らかさに潜むもの。

そういう人を前にした時に、新次郎が言ったように、
「ああ、この人には敵わない」と
人は心底思うものだ。

あなたの本当の「強さ」を
理論武装や知識武装で塗り固めてしまうのは、
もったいない。
柔らかく、柔らかく。
それも大切なこと。

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