多くの経営者の方やマネジャーの方から相談される。

 どうしたらあの人は、
 こちらの要望に応えて、
 行動を変えてくれるのか。
 それも早く。

人が自分の行動を変えるのは、
本人が本当にその気になって、
それ相当のエネルギーを費やせねばできないこと。
しかし、企業の現実はそんなに悠長でない。
納期がある。
期限がある。
のんびりと待っていられない。

かつて会社員だった頃、
印刷会社では後継者という立場で、
「今ここで社員の意識が変わらねば、
 この会社はもうない!」
と相当の危機意識を常に感じていた。
しかし、だ。
経営者側は「危機意識」がモチベーションになるが、
社員にとっては、全くならない。
社員が求めているのは、
今までとあまり変わらないこと、
安定していること、
普通に働いていれば、
いつもの日に給料がもらえること、なのだ。
それがわかっているから、
私はいつも心では危機感を感じながら、
顔はひきつり笑顔。

そのような経験もあるから、
経営者の方やマネジャーの方の気持ちもよくわかる。

が、相手が早く変わってくれることに意識が集中している時ほど、
いったん立ち止まったほうがよい。
「急がば回れ」という言葉もあるように、
急いて、焦って、よき結果になるパーセンテージは低いのだ。
特に、「人の成長、変化」に関わるものについては。

ある本を読んだ時に、
(またこれが、何の本だが忘れてしまったのだが。
それが重要なのに。とにかく参考になれば幸い。)

  上司が目先のゴールに部下が到達してほしいと願うがために、
  部下が魅力的な未来のイメージが描けるようになるよりも、
  つらい現状で何が上手くいっていないのか、と探り、
  それを指摘することに意識が向きがち。
  それは山の頂上から見る眺めのすばらしさを全く想像できない人に
  「とにかく登れ」「歩き方が違う」「もっと腕を振って」などというようなもの。
  雄大な景色が待っていると思えば、自らの意思で一歩踏み出せる。

あなたは、相手に山頂から眺める素晴らしい景色を
どれくらい想像させているだろうか?
とにかく「やって」とお願いするだけになっていないだろうか?

相手に要望することで、
頭が一杯になった時は、
自分がそういう状態になっていることに気づき、
立ち止まろう。
立ち止まって、これらのことに思いをはせてみよう。
今まで見えなかった、
相手の可能性がおぼろげにも見えるようにもなるだろう。

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