昨日、『日経ウーマノミクスプロジェクト』に参加した。

テーマは、「しなやかに自然体で~次代の女性リーダーとは」(主催:大和証券)
キーノートスピーチは、内田和成さん(早稲田大学ビジネススクール教授)による、
「管理する人からチームを導く人へ~新しいリーダーに求められるもの」。
続くパネルディスカッションは、
内田和成さん、
近藤美樹さん(バリュー&ビジョン執行役員)、
日野江都子さん(国際イメージコンサルタント)、三人による、
「エグゼクティブ成功の必要条件“セルフプロデュース力を高めるコツ
 ~内(ココロ)を整え、外(見た目)を磨こう” だ。

印象に残ったワードは下記のとおり。

○キーノートスピーチ/内田和成さん
  ・会社の中で何かというと「でも・・」「前は・・・」という人は、過去の成功体験が
   ある人。
   新しいやり方でも同じように成功できるかどうか自信がない。
   その人がそういう気持ちになっていることを理解すること。
   すなわち、相手の立場に立つこと。
  ・人は、自分のためにしか動かない。
   けれども、あなたのためにも動きたいと思ってもらえるようにする。
  ・相手の動機の「スイッチ」がどこにあるか? それは一人ひとり違う。
  ・この組織をどうしたい? ビジョンがあることが大切。
   目先のプロジェクトやタスクのゴールではなく、中長期でどうしたいのかを語る。
  ・相手の立場に立つとは、相手の靴に自分をあわせること。
   モノを見るレンズは人によって違う。
   「なんでそんなことを言うのかな」と察する。
   人格と内容を分けて捉える。
  ・相手に成長の機会を与える。手出し、口出ししない。
   ぎりぎりまでやらせる。
   「今回やりたいことはこれ。どうやったらいいか考えてみて」
   自由にやらせる。
  ・やる気のスイッチを入れるには、理屈だけではだめ。

○パネルディスカッション/内田和成さん、近藤美樹さん、日野江都子さん
  ・この人に近づこうかどうかどうか、相手が寄ってこないこともある。
   外見で人は判断する。判断してしまう。
  ・仕事を効果的に実現させるためのものとして、外見を整える。
  ・相手がどういう価値観をもっているのか、それに合わせた外見にする。
  ・服装は、相手に影響を与えるツール。コミュニケーションの手段。
  ・リーダーシップは自己管理すること。特に、怒りのコントロールが大切。
   怒りをコントロールするためには、
   ログをとる、大きな目標を持つ、不安なことを書き出す・見える化する。
  ・感情と論理、双方大切。

講演が終わって思った。
目新しいことはなかったな、と。
しかし、がっかしたわけではない。
納得したのだ。とても腑に落ちた。

結果や成果を出している人は、
誰もが知っていることを徹底して確実に愚直なまでに、
やり続け、やり通した人なのだな、ということ。
そのレベルが半端ないのだ。
リーダーになって、メンバーとともにビジョンを本当に実現したいのなら、
本当に結果を出したいのなら、
外に答えを無用に探しにいかないほうがよい。
「こうするといいだろう」と既に知っていることを
毎日やり続けること。
「わかっているんだけど、難しいんだよね」なんて言わない。
やり続けることが大切だ。
でなければ、
「私もあの人と同じようにやっているのに、
 なぜ、あの人みたいにならないんだろう?
 他にもっといい方法があるんじゃないか?」
そうして、外に外に答えを探しにいってしまう。
しかし、答えは外にはない。既に自分の内側にある。

では、私はどうするの? と訊かれれば、
次の三つを徹底してにやってみようと思う
 ・手出し、口出ししない。
 ・相手の動機のスイッチを探す。
 ・不安なこと、不満に感じていることを書き出す。
これらをしてみるとよさそうだ、ということは知ってはいたが、
今までなんとなくスルーしていた。
今日からやってみよう。
どんな変化や結果がでるだろう。
それはまた、こちらのブログで紹介していきたい。

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