ある職場での上司、Aさん。
彼は仕事ができる人だった。
人脈も広いし、
部下を見守りフォローもするし、
ほめ上手だし、
仕事の責任もとるし、
他部門との交渉もおてのものだし、
口先ばかりでなく、結果をだすべく自ら行動するし、
アイディアマンで企画を打ち出し・・・。

と、「これぞ理想の上司」とばかり、
素敵なところがたくさんある。

・・・が、ただひとつ。
ただひとつ、難点が・・・。

それは・・・。
話しが長い。
しかも、筋金入りの長さだった。
朝礼、夕礼、会議、職場でのなんてことない会話、
全てにおいて、長かった。
“立て板に水”? そんなの甘い、甘い。
まるで、“立て板に滝!”の如しだ。

「Bさーん、ちょっと」
リーダーのBさんは、よくAさんに呼ばれていた。
呼ばれたら最後、10分、20分、30分・・・、
えんえんとAさんは自分のアイディアを
リーダーに語って、語って、語り続ける。
一方、リーダーはというと、
なんとも神妙そうな顔で、ごもっともという感じで聞きいっている。
しかし、ここまで聞いていたらさぞかし疲れるだろう。

「Bさん、大変ですね。ご自身の仕事は大丈夫ですか?」
そう気遣ったら、
「Aさんの話を聞く時間も計算に入れているから大丈夫」
ときたものだ。
さすがリーダーともなると、返しが違う。

Aさんは、なかなかの切れ者!
人もよい!
しかし、話が長い・・・。
よいところがたくさんあるだけに、
最後のところはトーンダウンだ。

いつぞやの会議でのこと。
発言時間は、一人2分以内にしましょうと、
ルールを決めて進行したことがあった。
発言する都度、タイマーをセットして進めた。
さて、上司のAさんが発言された時、
2分を知らせる音が鳴ってもなんのその。
一向におかまいなく話し続けるではないか。
ちょうどその時のタイマー係は、私。
タイマーを切ることなく、鳴らし続けた。
決まり悪そうに、ようやく話を終える上司のAさん。
「よくやるわ」「よくやった」。
いろいろな思いが錯綜する、その会議の場。

しばらくして、
部下の私たちがどうなっていったかというと、
想像に難くないだろう。
Aさんから声をかけられるのを、上手に避けるようになっていった。
にこやかに、にこやかに、
なんとも悲しい展開だ。
しかし、仕方がない。
つかまったら、自分の仕事が終わらなくなるのだから。

自分は、どのような話し方をしているだろう?
話しが長くならないよう、
そのあたりは、ちゃんと自分でみたほうがよい。
あと、くどくないかも。
信頼できる部下や同僚に、
どうだったかを訊いてみるものよい。

と、書きながら、
はい、私も自分を振り返ります。はい。(苦笑)

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