人と人って本当に影響しあっている。
その人と話すと、どんどんやる気がわいてきて、
行動したくなる場合もある。
でも、残念ながら全く反対の場合もある。
この人から言われると、
「よし、頑張ってやってみようか」
と気持ちが奮い立つ時もあれば、
同じ内容でも、あの人から言われると、
「よく言うよ。自分のことは棚に上げて」
と、しらける時さえある。
この違いはどこからくるのだろう?
いくつかあるだろうが、
私が思うのは次のこと。
その人自身も、ビジョンや目標を持っていて、
前進している場合と、そうでない場合は、
こちらに伝わってくる「真剣度」や「本気度」が
俄然違う。
ビジョンや目標を持っている人は、
こちらに仕事を依頼する時にさえ、
その人の熱い「想い」が一緒にのってくる。
その「想い」に心が動き、
この人と一緒にかなえてみたい、と思えるものだ。
部下やメンバーに、
「もっとああなってほしい、こうなってほしい」
そのように相手のビジョンを描くことは大いに結構。
しかし、その前に、自分のビジョンと目標だ。
実現に向けて、日々、自分がどれくらいエネルギーを注いでいるかだ。
仕事は先輩や上司の背中を見て学んで、というのなら、
そういう「背中」を見せることを意識したほうがいい。
そうすれば、部下やメンバーは、
今の仕事に最善を尽くすようになるはず。
私のビジョンや目標は何?
そのビジョンと目標に向かって、
相応の時間と努力と意欲を、
自分はどれくらい傾けているだろうか?
目標をどれくらい達成できているだろうか?
常に常に、我に問う。
相手のことを、あれこれと言う前に、
まずは自分。
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