1月7日から14日までエジプトに旅行してきた。
ツアーだ。
参加者は19名。
成田空港から添乗員さんがついてきてくれた。

エジプトでは、初日から最終日までエジプト人のガイドさん。
そしてもちろんエジプト人の運転手やアシスタントの方たち。
それらの人たちをコーディネートするのも、
その添乗員さんだ。

さて、その添乗員さんはその方たちと笑い、よく話し、
ありていにいえば、仲がよさそうに見えた。
なにげないことだが、その雰囲気を見てとても安心した。
すべてを任せ預け、信頼できると感じた。
この旅行を振り返れば、「楽しかった」としか残っていないが、
多分、シンプルに楽しむことに集中できたからだと思う。
それは、ツアーのリーダーともいえる添乗員さんの
周囲の方との仲のよさげな感じがそうさせてくれたのだと思う。

これは職場でも同じことが言えよう。
職場の上司同士が、
もしくはトップとナンバー2同士が、
仲がよいのか、悪いのか。
お互いにコミュニケーションがとれているのか、
反発しあっているのか。
両者の関係は、場にかなり影響を与える。
前者であれば、今回の旅での私のように、
安心してよい仕事をすることだけに集中できるだろう。
しかし、もしも後者だったら・・。
「また言い合っている」と、どうしても気になってしまう。
気にしないようにと思うほど気になり、
とてもじゃないが仕事に集中できない。
結果、ケアレスミスをしてしまったり、
本人への声掛けや相談や報告などのタイミングを
逃してしまうこともあるだろう。

その場の上の人たちの関係は、
その場の生産性にかなり影響する!

そんなことを今回の旅で実際に感じた。
その添乗員さんは、評価95点以上の高い評価を得ている人だ。
旅のパンフレットにそう記されていた時は、
どうしてそうなのかわからなかった。
しかし、わかった。
そういうことなのだ。

場のよりよい成果は、
リーダーとリーダーの身近な人との関係性でも決まる。
それだけ周囲から見られていないようで見られているのだ。

その添乗員さんは、近々モロッコに行くそうだ。
お客様から誘われて・・・と何げに言っていた。
一生に何回もあるわけではない海外旅行だ。
添乗員によっても旅の楽しさが決まるというのは、
ツアーという商品を知っている人だからこそ、
わかっているのかもしれない。
だからこそ、その添乗員さんを誘ったということだろうか。

さて、私は、
相手からまた一緒に仕事をしたいと思われているだろうか。
一緒に仕事をしている人たちの顔を浮かべる。
自分の身近な周囲の人との関係を大切にしよう、
そうあらためて思った。