8月20日(月)日経新聞に興味深い記事があった。
記事のタイトルは「ダイバーシティ進化論」(OECD東京センター所長 村上由美子氏)だ。
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(略)
3年前、ハーバード・ビジネススクールの教授が発表した調査で、
「働く母親の娘は専業主婦の娘より高い学歴と報酬を得る可能性が高い」という。
(中略)
くだんの調査は、その後、29ヶ国の10万人以上に対象を拡大すると同時に内容も大幅に拡充。
先月、その最終結果が発表された。
「母親の就労の有無は子供の幸福度に無関係であり、母親の就労の子供への精神的悪影響は観察されない」
同調査によると子供が娘だと働く母親はロールモデルとなり、息子の学歴や報酬は双方でほぼ違いがなかった。
しかし、母親が働く姿を見て育った息子は成人後、性別役割分業の偏見を持つことなく、家事・育児により多くの時間を割く傾向があることも報告された」
母親が働く動機や理由は様々で経済的事情の場合もある。
子供の健全な成長に悪影響を及ばさないなら、働く母親が罪悪感を抱く必要はなさそうだ。
母は育児に専念をとの3歳児神話が根強く残る日本社会。
だが、実は20年も前に「厚生白書」はその科学的根拠を否定している。
専業主婦でストレスを抱えた状態で家庭で長時間過ごせば、子供の情緒不安定につながる危険が指摘されている。
重要なのは、就業の有無にかかわらず、父母それぞれが自身の人生への充実感で満たされていることもしれない。
育児と仕事の二者択一を迫られることなく、個々の必要性や価値観に基づきライフスタイルを構築できる社会へ。
それこそが多くの日本人が幸福を感じられる条件であろう。
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父母それぞれが自身の人生への充実感で満たされていること。
あらためてインパクトを感じた。
振り返れば私が仕事に充実感を見出しているのは、
そこには親の影響がやはりある。
人生への充実感?
誰かが設定したビジョンではなく、
自分が心から達成したい、実現したいと信じてやまない目標やビジョン。
概ね誰とでも上手くやっていけるコミュニケーションがとれること。
自身のストレスと上手につきあえること。
さらには、自分の感情とも上手につきあえること。
こういうスキルや知識こそ
「人生に充実感」を感じられるようになるためには必須要件。
storyIとして社会にどのように貢献していくか、
しみじみと考えるきっかけとなる、今回の記事。
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