あなたの部下は、あなたにとって耳の痛いことをどれくらい言ってきますか?
言えていますか?
おそらくここには、信頼関係というものが関係してそうです。

以前、キヤリアカウンセラーのトレーニングで一緒に学びあった仲間うちで、コーチングの勉強会をした時のことです。
どうして私がコーチングを学ぼうと思ったのか、その理由からスタートしました。

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そもそも私がコーチングを学ぼうと思ったのは、今から5年前の2004年7月のこと。
当時は印刷会社に勤めていました。
夜の9時頃。
入社二年目の部下と私の2人が納期に間に合わせるべく、せっせと仕事をしていました。
もしかしたら後継者として会社を継ぐかもしれない私は、自分のリーダーシップはどうなのだろう? とその部下に聞いてみたんです。
すると・・・。
「猪俣さんの言っていることは正しいです。けれど、もっと私たちのことをわかってくれてもいいんじゃないですか?」
思わず顔がほてり、心臓がどきどきしました。
目標達成志向の高い私は、「結果」が何よりも大切でした。
ですから、マネジメントスタイルは指示命令型。
仕事でミスは許されない。
お客様は何があっても優先。
業界的にこんなに値段をたたかれる印刷業界の現状を社員はもっと理解すべき。
社員はもっと危機感を持つべきと、心底思っていたわけですから、社員に対してそれはそれはきつい言葉を投げていたんですね。
しかし、部下の言葉を受けて、こののままではいけないと真剣に思ったんです。
確かに前職の銀行では研修の仕事をしていて、それなりに「教える」プロだったと思いますが、それは研修という場でのこと。
知識はあるけれど、現場で人を育てられないというのでは、はっきりいって「口先だけの人」同様。
本当の意味で「人を育てられる人」になりたい。
ここで自分が変わらなければ何も変わらない」。
そう思って藁をもつかむ思いで門をたたいたのがコーチングだったんです。

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さて、勉強会が終わり懇親会の場面で、隣の席には勉強会の幹事役のAさんが座られました。
Aさんは女優の堀北真希さん似のキュートで楚々とした雰囲気がありながら、仕事では超多忙なプロジェクトを颯爽とこなす実に頭のきれる女性です。
彼女との会話は、それまでの私の価値観をがらりと変えるものがありました。
それは・・・。
(次回に続く)

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◆今日の質問◆
「あなたは、部下からフィードバックをもらっていますか?」
 今の私があるのは、この部下からのフィードバックあってこそ。
 「あなたの意見を私は活かしていきたい」
 そんなスタンスの上司は、そこにいるだけで、部下の心を開いていくのではないでしょうか。
 そんな思いを込めての質問です。

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