99人が嫌といっても、
一人の真剣な熱意が、やがては周りを変える
ほんとうに?
「やっばりそうだ」と実感したことがあった。
『カンブリア宮殿』(テレビ東京、木曜22時~)に、
株式会社高齢社の上田研二さんが出演されたことがあった。
高齢者専門の人材派遣会社で、「高齢社」という社名、よくつけたものだ。
そこからしてユーモアがある。
上田さんの話を聞いて驚いた。
ざっくり言うと、次のようなことだった。
ずっとサラリーマンを続けていて、
もうすぐ定年という58歳の時に驚くような打診がきた。
業績不振の関連会社の社長を任されたのだ。
借金12億円、累積赤字6億円。
他に社長をやりたいという人がいるわけない。
社長に就任し、上田さんは社員に約束した。
「絶対にリストラはしない!」
そして、上田さんは社員一人ひとりに手紙を書いた。
「雇用の確保を大前提に、社員と協力企業を大切に経営する」と。
就任して一年後、上田さんは社員に語った。
「今後5年で借金と赤字をゼロにして、経常利益の20%をボーナスとして還元する」
「40周年は帝国ホテルで1000万円かけて祝賀会をしよう」
そして、宣言どおり5年後、帝国ホテルでのパーティを実現させ、
約束通り一人もリストラすることなく、会社を再建させた。
絶対に実現させる!
始まりは、たった一人の熱意からなのだ。
もちろん上田さんはその熱意を、
ビジョンというカタチにして、社員と共有し、一緒に実現していったわけだが、
始まりは、たった一人の上田さんの熱意から。
実は上田さんはパーキンソン病を患っている。
テレビでの語り口調も、とつとつと、ゆっくりと、
一つひとつの言葉を味わうような感じだった。
だからこそ、かえって迫力があった。
じんわりと心に迫った。
人が動きたくなるのは、
言葉よりも、熱意なのだ。
そこなくしては、何も始まらない。
熱意があるからこそ、聞き手が共感するビジョンが生まれる。
聞いて感銘するようなビジョンが語れる。
熱意あるからこそ、行動が伴う。
全ての始まりは、熱意から。
「あなたの熱意は、今、どれくらい?」
もしも、はっきり答えられなかったら、
一度考えたほうがいい。
自分は何のためにそれをするのか、
メンバーとともに実現したいのは何なのか。
本気でやると思っているのか。
「あなたの熱意は、今、どれくらい?」
真のリーダーを目指すなら、
自分にそう問うことは、とても価値あることである。
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