こんにちは。storyIの猪俣恭子です。
今年、福島県の日本酒は史上初の金賞受賞数8年連続という偉業を達成しました。
その銘柄数、17。
しかし、聞いて驚きました。
かつての福島県は、金賞受賞は「ゼロ」だったそうです。
このことに強い危機感を抱き、福島県は県清酒アカデミー職業能力開発校を開設しました。
そして、それまで門外不出としていた各蔵の技術を共有しあい、蔵同士の交流を始めます。
ともに学ぶ杜氏たちは、それぞれが大切な仲間。
お互いの酒を利き酒しあい、評価しあう流れがそこに生まれました。
このことが一層、高い水準を生みだしたそうです。
最高のライバルは、最高の仲間。
そこに切磋琢磨が生まれ、各蔵がともに最高の日本酒を創る心意気が生まれます。
ライバル同士が手の内を明かしあう。
最初はほんの少し勇気がいるでしょう。
しかし、「自分のところだけがよければ」を超えて「お互いに乗り越える、より高みを目指しあう」という「ともに」のステージに入ったとき、人というのは確実に「今」を超えます。
それもダイナミックに。
あなたが、ともに高みを目指し合いたいライバルは誰ですか?
そのライバルと、どのようにして仲間になりますか?
そして、その仲間とともに、より高みを目指したいものは何ですか?
一人では決して見ることのない、素晴らしい景色がそこにあるはずです。
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