こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

お世話になっているパーソナルトレーナーさんは、印刷会社で働いていたことがある。
印刷機をまわしていたそうな。

さて、私たちは共通の話題も多いが、その一つが「ほぼ日手帳」
2人して愛好者なのだ。

ある日のトレーニングのこと。
ほぼ日のA5サイズの手帳に何を書こうかな? と、そんな話題になった。

「何書こうかなと思っている間に、一日一日と日がたって、何も書いてないページが増えていくのも気になりますよね」
「そうなんですよ!」

「ほぼ日手帳の紙って、なんか書きやすいと思いません?」
「僕もそう思います」

「この紙って印刷しづらいと思うんですよ。インキが乾きにくそうな感じがして」
「ああ、僕もそう思うんです!」

これは印刷会社経験者ならではのトーク。
だんだん、のってきた。

「しかも、どうですか、この小さな精細なイラストまで、つぶれることなく印刷しているんですよ。どこのメーカーの機械で印刷しているのかなぁ。ハイデルベルグ・・・?」
「ちなみに僕が働いていた会社では、KOMORIでした」

おー、小森コーポレーションも印刷機の有名どころ。

「何色機だったんですか?」
「5色機です」
「おー、特色も使えたんですねー」

2人で大笑い。

あまりにも「つう」すぎるトーク。

れこそ15年ぶりくらいに「小森の印刷機」なんて単語をもちだした。
思い出すもんだなぁ。

はい、私は印刷屋の娘。
印刷機が回り出す時の音、回っている時の音、ワクワクしていたものだ。
会社を閉じた時に、印刷商材の営業の方にお世話になって、その機械を売ってもらった。

懐かしい過去。

人類最大の発明?
火薬、羅針盤、ときて、活版印刷。

印刷の技術は人と人との「繋がる」スピードをものすごく速めたと思う。

それはさておき、自分の中に内在する多くのトピックは、会話の相手が誰かによってでてくる話題はほんとうに様々。


ということは、相手は「私」との間では通い合えるだろうと察している話題をだしているということ。
まだまだ自分の知らない「相手の物語」がそこにはある。


相手を知ったつもりになって、思いこまないこと。

そんなことをしみじみ痛感する今回のことだ。