こんにちは。storyIの猪俣恭子です。
6月7月と西表島と屋久島での冒険を決めたからには、日々、Walkingするしかなし。
一日10,000歩。
この前、遊歩道をてくてく歩いていたら「猪俣さん!」と声をかけられて、ぼーっとしていられんな…と思った次第。
さて、その悲喜こもごもの遊歩道。
ベンチにて、80歳近いと思しきお兄さんたち2人。
「遊ぶために働いていたんだよなぁ」
「そうだよなぁ」
このやりとり、ゆったりしたスピードでリピートされる。
コーチの積極的傾聴、発動。
「それって、遊ぶために働いていたのに、結局、遊ぶなんて夢のまた夢、ってこと?
いやいや、遊ぶために働いていたのに、あら不思議、今は遊びたくなくなったってこと?
他には?」
一人妄想して、ストップ。
いいじゃん、いいじゃん。
目的のない、ただ話すことが目的の会話だって。
そこに生産性がないとか、レッテルを貼ることなかれ。
そうして口にだして「ああだこうだ」話していること自体が、今日も生きるエネルギーになることだってある。
そう思って、にこやかに2人の前をスルーして後にする。
「遊ぶ」ねぇ。
印刷会社で働いていた時は、モーレツに苦手なことばかり取り組んでいた。
ああ、研修とか人の成長に直接関わる仕事がしたい、でも、跡取りだからできない、と無我夢中でやっていた。
遊ぶために働くというよりも、印刷会社の存在意義を上げたくてやっていたっけ。
そんなふうに働くことを見守ってくれていた夫に感謝。
そして、不得手なことをやらせてくれた印刷会社の環境に感謝。
好きなことだけやっていたら、出来ないことが増えすぎて、コーチングの仕事にも支障がでていたと思う。
だからといって、不得手なことをすすんでやったほうがいいよ、なんてアドバイスをするつもりはない。
経験は増やそうよ、それは言いたい。
未来というのは、経験という名の地層の延長線上にしかないから。
ということで、話は戻るが、西表島と屋久島の冒険は新しい経験になるのだ。
ちょっといい意味での不安と楽しみとわくわくとびくびく。
ひくひく…はご免!
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