こんにちは。storyIの猪俣恭子です。
私が持つビリーフの一つ。
「とりあえずやる、それが一番」というのがある。
このビリーフのメリットは?
気楽にできる、あれこれ心配しない、取り組みが早い。
デメリットは?
準備不足のままやる、侮ったりする。
結果、失敗した時に他の人に迷惑をかけることがある。
ビリーフを見直し、バージョンアップするとは、
「今の状況をなんとかしたいと思いながら、変化を創り出せていない時」
「成果が上がらないのに、今までのやり方に固執している時」
などに使えるスキル。
成果は上がっているけれども、他の選択肢を拡げたいという前向きな時にも有効だ。
ここで、私のビリーフをバージョンアップさせてみよう。
「とりあえずやる、それが一番」のビリーフの背景には、「スリル、手に汗握る」という価値がある。
そこで違う価値観から「ビリーフのバージョンアップ」を試みる。
例えば、「影響する」という価値を使って。
すると、こんな問いが浮かんだ。
「『とりあえずやる、それが一番』は、そもそも行動を促すパワーがあるよね。
他に、私の行動をより大きな視野で動かしてくれるものは何がありそう?」
すると、
「世の中に存在する問題を解決する」
「次の世代に何かを伝えていく」
という「目的意識」というものが姿を現した。
「とりあえずやる」に「それをすることの目的」が掛け合わされると、同じことをしていても、相手に伝わるものが違ってきそうだ。
自分の考え方や解釈の軸になっているビリーフは何?
それがどんな形でバージョンアップできるかの可能性をとことん探してみよう。
「ビリーフは悪いもの」
「役にたたないビリーフは書き換えなければならない」
なんてことはない。
既にある自分自身を大切に、それでも自分の何かを変えたいと思うのなら、小さくバージョンアップする方法は何?
と少し顔を上げてみる。
それで充分と、私は思う。
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