こんにちは。storyIの猪俣恭子です。
今回から4回にわけて、今の仕事に隠れる強みをどうやって見つけて、伸ばしていけばいいのかを紹介します。
最初のステップは、「自分を認める」こと。
そこからがスタートです。
そのためにしてほしいのが「褒められたことを書き出す」ことです。
どんなに小さなことでもいいですから、過去に褒められた時のことや得意だったことを思い出して、書き出してみてください。
そうした「プチ成功体験」を思い出すことで、自分を肯定して自信をつけることができます。
「失敗したらどうしよう・・・」と不安に思うことがあったら、過去の失敗体験ではなく、成功体験を思い出すようにすると、自信を取り戻せます。
また、褒められた理由やなぜ得意だったかを整理していくと、それが強みの種につながります。
どんなに勉強が苦手でも、一つくらいは好きだった教科はあったはずです。
どこが好きだったのかを思い出すと、意外な自分の強みを発見できる可能性があります。
参考までに具体例を挙げてみます。
- 国語が得意だった。なぜ?
→答えのないことに関して、議論を交わすのが好きだった - サークルの会計係をやって、部長に感謝された。なぜ?
→お金の計算が苦手な部長を助けて、力になれた - 海外旅行で隣のテーブルの人と話して、友だちに「度胸があるね」と言われた。なぜ?
→文化の違う人と積極的に話したい気持ちになる - 部長のお客さまに「いい新人ですね」と言われた。なぜ?
→笑顔で、自分の意見を言うように心がけたから - 上司に「安心して任せられるよ」と言われた。なぜ?
→取引先について下調べを入念にしているから
まずは一週間、この最初のステップに取りくんでみましょう。
正しい答えを急いでだそうとしないでください。
過去の褒められた体験、どうしてそれが得意なのか、なぜ褒められたのかを考え続けることがもっと大切なことですから。
最後に次の言葉を紹介します。
それは「I am OK, You are OK」という言葉。
「今の自分は素晴らしい」という意味を込めて「I am OK」と唱えてください。
「素晴らしい」という言葉がしっくりこなければ、他の言葉に代えてももちろん構いません。
特に自分が否定されたように感じた時は、この言葉を唱えることを習慣にしてください。
この時に、「You are not OK」と唱えてしまうと、人間関係がうまくつくれません。
自分の内側からこみあげる怒りの感情にまきこまれてしまいます。
否定したいのはやまやまでしょうが、その瞬間「相手も肯定する」言葉、「You are OK」と試しに唱えてみるのです。
不思議なことに、かなり気持ちが楽になるはずです。
自分が自分らしい自分であるために、「I am OK, You are OK」の言葉を携えながら、ステップ1「自分を認める」ことにトライしてみましょう。
次回は、ステップ2です。
テーマは「今の仕事の『強み』と『弱み』の棚卸し」。
どうぞお楽しみに。
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