こんにちは。storyIの猪俣恭子です。
あなたの今の仕事に隠れる強みをどうやって見つけて、どう伸ばすのか。
第3ステップは、「複数の強みを合わせて、実際に使ってみる」ということ。
「時間を必ず守る」のが強みだと思ったら、それだけは絶対実行するように心がけることです。
それを続けると、周りに「誠実な人」という印象を与えられるようになります。
そして、強みを使いこなす段階で覚えておきたいのは「強みが一つだけだと、弱みに転じてしまうこともある」ということ。
「部下を引っ張る力」だけが際立っているリーダーは、部下が怖れをなしたり、育たなかったりします。
その力をより輝かせるためには、「話を聞く力」や「人を育てる力」など、別の強みが必要です。
複数の強みが合わさる相乗効果で、それらは最終的にはあなたが仕事をしていくうえで自信となるでしょう。
例えば、強みとして、
- 他人の意見をくみ取る
- 意見をはっきり言える
- リサーチ力がある
があるとしたら、「実際に使って強みを伸ばす」こととして
- 毎日、新聞や雑誌やニュースサイトを読んでメモする
- チームメンバー全員に笑顔で挨拶する
- 会議で一回は発言する
- 困っている同僚には声をかける
- 営業にはできるだけ同行する
など。
また、弱みとして、
- 資料作成に時間がかかりすぎる
- ゼロからアイディアを出せない
があるとしたら、「これだけはやる」こととして、
- 資料づくりが得意な先輩にコツを聞く
- 期日の一日前に仕上げて先輩にチェックしてもらう
- 過去にあったアイディアを改善して提案する
など。
強みの種がわかったところで満足してしまう方が多いですが、それではもったいない。
強みの種が見つかったら、思考錯誤しながら実際に使ってみましょう。
最後に「強みを見つけて育てる言葉」を紹介します。
それは「チャターボックス、黙れ!」。
人はみんな、心に「チャターボックス」(おしゃべり箱)を持っています。
これは「不幸になるのでは」とか「失敗したら笑われる」など、ネガティブな言葉を発するものです。
もし心の中にネガティブな思いがでてきたら・・・?
「チャターボックス、黙れ!」と言って、心の中にあるチャターボックスの蓋をベコン!と叩くイメージをして、忘れてしまいましょう。
これは不安を感じたときに、切り換え上手になるトレーニングです。
さあ、次回は最終回。
「強みをアピール」がキーワードです。
どうぞお楽しみに!
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