こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

「あなたのために働きたい、と思われる人になりなさい」

社会人3年目の時、ことあるごとに上司から言われました。
当時の私は、職場や仕事に希望を感じる一方で、不平不満もかなり抱えていました。

周りの上司や先輩はこうあるべき…のような。
結局は相手に変わることばかりを要求している、そんな私を見かねて上司はアドバイスをしたのだと思います。

もちろん、そういう人になりたいと思いました。

しかし、自分も上司の立場になってから、考え方が少し変わってきました。

「私のために働きたい、と思われる?」

いやいや、それを待っているよりも、私のほうから相手に

「あなたと一緒に仕事ができてよかった、嬉しかった。ありがとう」

と伝えられる人であろうと。

そのほうがずっと簡単にできます。
気持ちもずっと楽になります。

そうしたら、驚いたことが起きました。

相手が、自分から動くようになったのです。

新しい考え方を取り入れたり、意見を言ってきてくれたり、新しい分野にチャレンジするようになったり。

「どうしたら人は動くのか?」は永遠のテーマです。

が、やはり人は自分という存在を心から認めてくれる人の前ではうずうずと動き出したくなるものだ、と実感しています。

そこにたどり着くまで、かなりの時間を重ねました。
たくさんの失敗と、ほんの少しの成功を経験しました。

現場で起きることから多くを学びました。

仕事はとても面白い営みです。
仕事を通し、喜怒哀楽いろいろな感情を味わうことと思います。

どんな経験も、あとで振り返れば「いい思い出」になっています。

「今こうしてあるのは、あの時があったからだ」と、ポジティブな意味づけをするようになっています。

どうぞ、一人で頑張りすぎないでください。

周りはあなたが思っている以上にあなたの役に立ちたいと思っています。

「手伝ってほしい」「サポートしてほしい」と、さわやかにリクエストしちゃいましょう。

あなたの強みを伸び伸びと活かして、自分の立場を思う存分楽しんでいただきたいと思います。

部下に期待するけど、期待しすぎない。

良い結果を目指すけれども、囚われすぎない。

責任をもってやるけど、完璧になりすぎない。

「あなたの内側から、答えが見つかるきっかけになる」このブログがそのような存在であるように、これからも文章を綴ります。

読んでくださるあなたを、勇気づける存在になるように。