こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

誰にとっても、よりよい決断は生命線です。
故に、揺らぎながらも流されない自分の軸を構築せねばなりません。
書籍にもその答えを探すことは十分できます。

だからこその、このタイトル。

あなたの道しるべとなる一著は何ですか?

GEジャパン社長兼CEOの、浅井英里子さんを例えに出してみましょう。

浅井さんの道しるべとなる書籍は『ハーバード流 逆転のリーダーシップ』(リンダ・A・ヒルほか著日本経済新聞社出版)だとか。

ハーバード大のヒル教授は、

先が見通せない時代だからこそ、カリスマ的なリーダーに依存するのではなく、
組織が持つ力を最大限に引き出す「羊飼い的なリーダーシップ」が求められる

と説いているそうです。

それを読んだ浅井さんは、

人の先頭にたって組織を引っ張るのは苦手だけれども、「羊飼いならばできる」

とGEジャパンの社長就任への自信につながった、と言います。

さらにもう一つあげるならば、トップ就任時にお父様からプレゼントされた、デール・カーネギーの『人を動かす』。

これは心の支えになっているそう。
浅井さんはベッドサイドに置き、何度も読み返していて、もうボロボロな状態だとか。

自分の道しるべとなるような一著。

今の世の中、「読んで、読んで」と言わんばかりに魅力的なタイトルの書籍がアピールしてきます。
浅井さんのように、ボロボロになるくらいに繰り返し読むほどの一著を「私の愛読書は、これです」と胸をはって言い切れたら、どんなにいいことでしょう。

それだけで背筋が伸び、爽快感さえ得られそうです。

迷い、模索し、決断に自信がもてない時。
「この書籍から何か答を見いだす」という強い意志をもって、ページに向き合ってみてはどうでしょう。

何か一つでもいいから、答えを必ず見つける、と。

他者の意見を聞きながらも、他者の意見に惑わされすぎず、自分の答えを導く。

それは、感情が含まれない「印刷された文字」からだからこそ、得られるのだと思います。