こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

何かイライラする、落ち着かない、心がザワザワする、むっとする。
いわゆる「怒り」の感情ですね。

一体、この原因は何?!

何がそうさせているのか探ろうとすればするほど余計にどうにもならない、その感情にまきこまれるばかり。

感情とは見ることもできず、触ることもできず、つかみどころがありません。

そこで、おすすめするのは、感情を表す言葉の品数を増やすことです。

感情リストとでもいいますか。
感情を表す表現が増えれば、心の中で起きている状態をより客観的に観察し対応できるようになります。
そうすると、ストレスレベルも下がります。

正体不明な「もの」と対峙している時って、不安ですしね。

イライラ、落ち着かない、心がザワザワ、むっとくる。

そう感じた時は、自分の心の奥底に次のような感情が潜んでいます。

不安、苦しい、嫌だ
辛い、虚しい、心配、さびしい
悲しい、罪悪感、後悔、緊張
恥ずかしい、うしろめたい、悔しい
情けない、焦燥感、危機、孤独、がっかり

・・・

例えば、私は仕事モードにスイッチが入ると、仕事仲間への期待が高くなります。

「わからないなりに、考えたうえでアイディアを用意して打合せに臨んでほしい」
「二か月前から期限を提示しているのだから、間に合わないのであれば、せめて一ヶ月くらい前には相談してきてほしい」

など。

こう考えてしまうと、もれなくイラっとくるわけです。

しかし、その背景にどんな感情があるのか内省してみると、自分が何についてどう感じているのかが少しずつ見えてきます。

「相手の態度にがっかりした」
「起きた状況について情けなく感じる」
「期日が近くなって間に合わない状態になると、他のメンバーが振り回されるかもしれないという焦燥感」

など。

こうして振り返ることで、これから何をすべきかを、落ち着いて‎考えられるようになります。

怒りは二次感情といわれています。

怒りの感情の先に、実際は何の感情がそこにあるのか。
その感情は、自分の本当の心の声。
「わかってほしい」と叫んでいます。

その叫びを、そっと優しくすくいとる。

感情を避けたり否定するのではなく、優しく扱う。

穏やかな気持ちは、そうしていつでも、自分で創りあげることができます。