こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

長年通っている美容院のスタイリストさんは、なかなかの勉強熱心。
読んでいる本の感想をシェアくださいます。

昨日は、メガネ、サングラスの小売チェーンの株式会社オンデーズが取り組む人材育成について、活き活きと語ってくださいました。

ああ、知っていますよ。
その会社のその人材育成についての話。
以前、番組『カンブリア宮殿』でも取り上げていました。

管理職をオーディションスタイルで社員が投票して決めるという、なんともユニークな制度をやっている場面を。

私が感動したのは、

東日本大震災の時にメガネを無償で届けた際、被災地の方々にとても喜んでいただき、自分たちの仕事がこんなに人の役に立っていることを実感した

…というくだりです。

売上のみならず、「人が生きる」ことを支援するその姿勢に、この会社への期待が高まったことを思い出しました。

「いやあ、すごい人ですよねぇ」
スタイリストさんもオンデーズさんの田中社長を絶賛。

「本に書いてありました。『どうしてここまで会社を再生できたんですか?』とよく聞かれるそうですが、答えはシンプルなんですよ」
「なんですか? それ?」

「やろうと思ったことを、ただやる、そうなんですって」

何か秘策があるわけでもなし。
やろうと思ったこと、やりたいと思ったことをただ「やる」だけ。

動く、変える・・・そして、風を起こす。
そんなイメージもわきました。

何も、田中社長のように「絶対、倒産すると言われた負債14億円から立ち上がった」というような壮大な物語を自分にも…と言っているわけではありません。

「今日やろうと思った、小さなこと」を「やってみた! できた!」という実感を意識して自らつくることって、すごく大切じゃないかなと。

今日もできた、また今日もできた、そしてまた今日もできた…。
その積み重ねがあった来年の今と同じ日とそうでない日は、全く違うはずです。

そう思い、「やろうと思ったことをただシンプルにやる」を大切にやっていくか、と誓った私でした。

「それはわかっているんだけど、なかなかできないんですよねぇ」
って、ごまかし笑いしている自分の姿は、想像したくないですしね。