こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

コーチングのオンラインセミナーでは、三人一組でディスカッションする機会が頻繁にあります。
その時のディスカッションテーマは、「自分の習慣などで何か変えたいこと」でした。


たまたまグループが一緒になった方の次の言葉に「はっ」としました。

「今、一日中、座っていることが多くて、身体を全然動かしていないんです。
まずいなあと思って。運動をとりいれたいですねぇ」

「確かに…。一日のどのタイミングで運動したいですか?」


んー…。
しばし首をかしげて思案するその方。

そうだ! と、目がぱっと輝きます。

「ゴミ出しの時ですね」

「ゴミ出し?」
「そう、ゴミを出す時は外に出るじゃないですか」
「ええ、外に出ますね」

「その時に、ちょっと顔を上げて空を見る、ちょっと伸びをしてみる。
そんなところから始めてみます」

うーん、いい!
そのアイディア。

やる気を持つのはよいことです。

しかし、「あれをやる」「これをやる」と、やる気がある人ほど「始める」ことばかりで、頭の中はもう一杯。

それを「既にしていること」に、ちょっとだけ変化を付け足す…というのは、壮大な決意もパワフルな意志力も必要ありません。

小さな変化は、まるで以前からあったかのように無理なくスムーズに日常生活に馴染んでしまいます。

始める、
やめる、
それに加えて、変える、ということ。

「これをやろう!」と決めたときのキラキラ輝くその気づきとやる気。
やろうと思ったのに「できなかった」なんて自分をがっかりさせない。

やろうと思ったことが、「できた」。

そのささやなか充実感は、私たちを最も力づけてくれるものになります。

とびっきりの素敵なことをやらなくていい。
今していることに、ちょっとだけ何かを付け足してみる。

そんなアイディアを軽やかに言ってのけたあの人は、なかなかのコーチ…と、私はみました。