こんにちは。storyIの猪俣恭子です。

先日、東京国立博物館の「建立900年 特別展~中尊寺金色堂」に行く。

さて、私の小学校の修学旅行先は、平泉は中尊寺。
国宝のその史跡を目の当たりにして、小学生ながら大学は史学科と決める。

美術品への情熱はそれなりに、ある。

よって博物館の混雑なんて、なんのその。
本尊に釘付けで鑑賞していたところ、ふと後ろを振り返る。
少し離れたところに、車椅子の方がいた。

こんなに離れていたら、見えないじゃないか。
まさか会場の雰囲気を味われば、それでよいというわけでもなかろう。

車椅子であっても、こうした展示を鑑賞したいという意欲、情熱。
それを想像すると、心が動く。

こうした方たちに、どうしたらもっとこうした展示を楽しんでもらえるだろう?
車椅子用のスロープを会場に設置するとか?

どんな人たちにとっても、見てみたい、楽しみたい、経験してみたいが、もっと叶う社会になってほしい。

そんなことを思った、先日のこと。