第55回「魅力的な未来をつくる(2)~部下がビジョンを描けるように~」
「ビジョン」というと、社会的に役立つ大層なことでなければならないと捉える人が多いようですが、身近なもので十分です。
「ビジョン」というと、社会的に役立つ大層なことでなければならないと捉える人が多いようですが、身近なもので十分です。
ビジョンとは「実現したいことや実現したときのイメージをクリアに描いた、未来の青写真」をいいます。
前回では、「本当にそう思っていますか?」と問いかけられ、はっとしたというエピソードをお伝えしました。
私がコーチングを本格的に学ぼうと思った2004年、コーチングプログラムを提供している会社を訪れた時のことです。
あなたは、職場の同僚、後輩、友人や知人、家族のような身近な人に、日頃どんな質問をしていますか?
「質問」には大きな力があります。相手から「質問」されたら、私たちはその「答え」を考えないわけにいきません。
「同じことを繰り返し教えているのに、どうもあの人はのみ込みが悪い。私の教え方が悪いのかな」そう思うことはありませんか?
人が「実は・・・」と語り始めたら、「まだ話していないことを話そう」と気持ちが大きく動いたサインです。
部下の事情がわかると部下への理解が深くなり、お互いの関係もよくなった。そんな経験はありませんか?
「こうすればいいのに」とアドバイスをしたくなることってありますよね。